CWシナリオ『新月の塔』感想

再プレイ

東ディバの最新シナリオがあまりにも新月の塔で、遊び返したくなったのでした
東ディバの感想はこちら【前編】【後編】

新月の塔の感想は続きから

巻き込まれ型シナリオ、かつ、一人が五人を救うシナリオ!

終始PC1の一人称で進む地の分がすごく臨場感あって良いですね……!
口調設定できる箇所がないため、特殊な口調の冒険者だと違和感もあるのかな……

状況的にPC1はリーダーが一番適任だとは思うのですが、
最初は一人きりでの探索になるため、不器用かつ大胆なPCだとかなり苦労するのではないかな……という気がします

その他、机庭球さんのシナリオは全体的にかなり辛めに能力値判定が設計されている印象があり、
今回のシナリオだと、4Fのミノタウロス戦なんかは、敏捷+筋力:大胆が得意なPCが確実にミノタウロスの攻撃を防ぐ役割を担わないと、どれだけ他PCのレベルが高かろうが問答無用で詰むのがしんどい!

実は前回、このミノタウロス戦で思いもよらぬ苦戦を強いられ……! レベル10あってもミノタウロスのほうが先に行動するとか、有るんだなあ……っていう!

そして逆に今回は3Fの大蜘蛛戦は魔法陣の修復が3ターンで決着したため、めちゃくちゃ楽だったという!

総じて、どんなパーティで突入するかで体感的な難易度が二重三重に変わってくるシナリオ、という印象です

システム面ばっかり喋ってても話が進まないので、シナリオについても触れていくと、
暇と金を持て余した狂人ほど厄介なものは無いですね本当に!!

似たようなポジションのシナリオに、男爵の秘かな楽しみがあると思うのですが、
果たしてどっちのほうがタチが悪いかという
でも、あちらは人を騙して殺すことに快楽を覚えていて、こちらは人を弄ぶことを楽しんでいるので、根本は全然違うんですよね

冒険者のことを取るに足らない矮小な存在だと舐めてかかってるジェネラスが本当に非常に腹立たしいというか……! おまえ覚えとけよ!! と拳を固く握りしめる感触!
そこにゲームそのものの遊びごたえや謎解きの緊迫感が絶妙にブレンドされていて、ほんとに秀逸!
握りしめた拳を最後に思いっきり振り下ろさせてくれるのも大変気持ちが良いですね! カタルシス!!

思いっきり殴るのも勿論いいですが、カナンの魔剣がキーコード対応してくれるのもすごく美味しいので、是非一度見てみて欲しい!

システム面がシビアな中、PLが自ら考えるもよし、冒険者にヒントを貰うも良しの新設設計な謎解きが嬉しいですね
全部全部をシビアにすることもできる中、このバランス調整力が見事だなあと思います
みけは謎解き大好きなので自分で答えを導き出したい派なのですが、
わちゃわちゃ喋りながら「ああでもない」「こうでもない」と言うPCたちが大好きで、ついつい冒険者に頼っちゃう!
お陰で5Fで一人ドラゴンゴーレムと戦うPC6は毎回満身創痍です。ほんとにごめんよ! でも大概PC6は頼れるメンバーなので反省してない!!

あとそう、なんとこのシナリオには連れ込みNPCが居るんですよね
【この記事】でも書いた通り、みけは例え連れ込めたとしても上手く活躍させてあげられないのですが、連れ込みPCオンリー宿を作った時には、いっぱい彼をいろんな冒険に連れて行ってあげたいなと思っています

ここから自宿の話。芸人宿でした
メンバーは、片恋の病の二人、愛だ恋だと~の二人、恋で花実は~の二人で計6人
PC1は由でした

やっぱり責任感があるキャラがこのシナリオのPC1には相応しいかなと思います
ので、『みんなの頼れるお兄ちゃん』が染みついてる由が本当によく似合う!

あと攻略的な意味で言うと、由は器用と知力の慎重に適性があるので、探索要素があるシナリオのソロプレーに意外と向いてるんですよね
性格的にあんまりソロシナリオに行かないので、こういうシナリオに突入すると適性の高さに驚きます

途中途中でジェネラスが癪に障ることを言ってくるんですが、基本的にあんまり激昂しないタイプなのでは……と思いきや、

流石にこの場面だけはブチ切れた。蜘蛛の巣塗れになってたPC4が深野っていうのも多少あるとは思うけど

この人ほんとに、自分のことは蔑ろにするのに、仲間のためにめちゃくちゃ怒るタイプなんだよな……っていう

原作でも面倒見の良さが光るキャラなんですが、それを「業界のため、ひいては自分たちのためであって、褒められるようなことではない」って自虐してるのが、ほんとに長男気質というか……好き(すき

実力主義の世界に生きて賞レースで優勝した男は言うことが違うぜ……!!

度々話題にしているつもりですが、カードワースの冒険者と芸人という職業の親和性がほんとにめちゃくちゃ高いんですよね……
才能だけでは生きられず、天運に全てを委ねることもできず、惜しみない努力と驕らない直向きな姿勢でいくつもの死線を潜ってきたからこそ今を生きていける……
それを何よりも分かっている人が「弱いから負ける」と言う重み、凄まじいものがあるなあと、思うなどしています